ファッション辞典
新たに追加したファッション用語を掲載しています。ファッションを勉強するにあたって、それぞれの言葉の意味や使い回しなどを覚えておく必要があります。ファッション用語辞典では、ファッションのスタイルやデザインに関する用語から、さまざまな着こなしまでをわかりやすく解説していきます。
乾式紡糸(かんしきぼうし)
乾式紡糸(かんしきぼうし)とは、原料となるポリマーを溶剤で溶かし、これを細かい孔のノズルから熱気中に押し出し、溶剤を蒸発させて線維を凝固させる方法で、紡糸方法の一種。
線維の断面は繭形となる。
仮り撚り加工糸(かりよりかこうし)
仮り撚り加工糸(かりよりかこうし)とは、合成繊維のフィラメントに、熱可塑性を利用してかさ高性、伸縮性を持たせるよう加工された糸で、その加工方法が撚り法によるものを指す。
また、仮り撚り法とは、「フィラメント糸に3000~4000回/m程度の撚りをかけ、熱セットした後に撚りを戻すと、細かいクリンプを生じてふっくらしたかさ高い糸になり、また伸縮性が生じる」という原理を応用した加工法のことをいう。
ガラ紡糸(がらぼうし)
ガラ紡糸(がらぼうし)とは、ガラ紡機という形式の機械で紡績した糸のことを指す。
ガラ紡機は和紡機ともいい、明治初期に日本で発明された簡易的な紡績機である。
カラードコットン
カラードコットンとは、色がついた綿のこと。
1982年にエコロジストで昆虫学者のサリーフォックス女史が、綿花の無農薬栽培の研究中に虫害に強い綿を開発中に発見したものである。
カリフォルニア州では、ベージュ、ペパーミントグリーンなどの綿花が商業的に栽培されている。
日本では山田紡績株式会社がフォックス女史と契約し輸入した。
ガラス繊維
ガラス繊維とは、けい砂、石灰石、ほたる石などを原料とした線維のこと。
引っ張り強さ、耐熱性、電気絶縁性、耐薬品性に優れていることが特徴として挙げられる。
ガラス繊維にはステープルとフィラメントの両方があり、ステープルは防音、断熱、保温材、またはプラスチックの補強剤として用いられ、フィラメントは織物にして電気絶縁体や不燃性カーテンなどに用いられる。
カメレオン線維
カメレオン線維とは、光や温度によって色が変わる線維のこと。
光、熱、液体、圧力、電気、電子線などの外的刺激に反応して発色または変色する材料である「クロミック」を用いて、生地表面にコーティングしているためクロミック線維と呼ばれることもある。
カポック綿
カポック綿とは、カポックの樹の実に生える白い綿のことを指す。
シルクコットンとも呼ばれ、クッションや枕などの詰め物に用いられることが多い。
比重が軽く防水性に優れているため、救命具の材料としても用いられる。
壁糸(かべいと)
壁糸(かべいと)とは、強い下撚りをかけた糸と撚りのない糸を引き揃えて、下撚りと反対方向の上撚りをかけた糸のことで、意匠糸の一種である。
これは、1本の糸のまわりにもう1本の糸が波状に巻きついた形の糸となる。
生糸に用いられることが多く、壁縮緬(かべちりめん)、壁風通(かべふうつう)などのよこ糸に用いられる。
カット長
カット長とは、化学繊維のステープルの長さのことを指す。
化学繊維はエンドレスで紡糸される繊維を紡績糸として短くカットすることによってステープルとなるが、このカットされる長さが「カット調」となる。
綿紡式の場合は35~100mm、スフ紡式(2インチ紡)の場合は50~57mm、毛紡式(または3インチ紡)の場合は70~85mmなど、紡績方式によってその長さは異なる。
絣糸(かすりいと)
絣糸(かすりいと)とは、絣模様の織りに使用される糸のこと。
絞り染、板締め染によって染められる。
絞り染とは麻糸、綿糸などを使ってところどころ強く絞り、これを浸染する方法である。
板締めとは、防染(ぼうせん)する部分を締め付けて、これを侵染または注染して絣糸を作る。
